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研究トピックス

澳门太阳城集团 > 研究トピックス > イネ科植物の鉄吸収を担うムギネ酸の発見と構造解明に関する総説を出版

  • 生物資源工学研究所

イネ科植物の鉄吸収を担うムギネ酸の発見と構造解明に関する総説を出版

2025年2月12日

西澤直子学長と本学生物資源工学研究所の小林高範教授は、ムギネ酸の発見と構造解明に関する総説を日本学士院欧文紀要で発表しました。

ムギネ酸とは、鉄を土壌から溶かし出して吸収するために、イネ科植物が合成して根から分泌する化合物です。ムギネ酸による鉄の吸収は、当時、東北大学(後に岩手大学)の高城成一博士が発見し、1976年に欧文誌に発表しました。本総説では、東北大学の竹本常松博士、野本享資博士らにより1978年に発表されたムギネ酸の化学構造(図)に関する論文を振り返るとともに、その後の研究の発展について解説しました。

研究は本学の著者らを含む多くの研究グループに引き継がれ、ムギネ酸とその関連化合物の生合成経路、植物が鉄を吸収する分子メカニズム、鉄不足による遺伝子発現調節メカニズムなどの解明につながりました。肥料として有効な鉄供給資材や、鉄を吸収しにくい土壌でも良く育つ作物、鉄を多く貯める作物の開発などの応用研究にもつながっています。

図.ムギネ酸の化学構造式
図.ムギネ酸の化学構造式
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