本学環境科学科の2?3年生21名が、令和7年9月25日(木)?26日(金)に「里山里海フィールド実習」を能登島で実施しました。本実習は、環境科学の基礎を自然の現場で学ぶことを目的に行われ、学生たちは森林、河川、海岸といった多様なフィールドに分かれて観察?調査を行いました。
まず、里海生態系を構成する動植物の形態や生息環境の特徴を観察し、分類法の基礎を学ぶとともに、自然海岸保全の重要性を理解しました。また、照葉樹林を対象に森林構造や林床植生を観察し、森林生態系への理解を深めました。さらに、水生動物とその生息環境の調査を行い、河川や水路を利用する水生生物の多様性について学び、加えて、河口域を海水が遡上するのに伴って河川水の水質がどのように変化するかを観測しました。
帰学後の9月29日(月)には、データ整理と成果の取りまとめを行い、地域課題の理解と解決に向けた力を養いました。