2023年度農業農村工学会優秀報文賞を2015年に博士後期課程を修了された草光紀子氏（一般社団法人地域環境資源センター）と上田哲行名誉教授が受賞されました。受賞対象となった業績は、「環境配慮施設設置前の取組みが住民意識に及ぼす効果、水土の知90（5）、pp.31～35（2022）」です。環境配慮施設が設置された石川県のほ場整備事業を対象に、事業実施前に地域住民に対して行われた説明会や講演会などが環境配慮施設に対する地域住民の意識あるいは行動に及ぼした効果を、主観ではなくロジスティック回帰分析および回帰木分析から定量的に示した点が評価されました。授賞式は、2023年8月29日、2023年度（第72回）農業農村工学会大会において行われました。
賞状を授与される草光氏
草光氏の勤務する地域環境資源センターの理事長や他の優秀技術賞受賞者との記念撮影