台南市は、戦前金沢出身の八田與一技師が嘉南平野の水利灌漑事業を行い農業発展に貢献したことから、石川県と深いつながりがあります。
西澤学長は国立台南大学を訪問し、同大学陳惠萍学長と懇談しました。西澤学長は石川県と台南市は深いつながりがあり、この縁を契機に交流を深めたいと挨拶しました。陳学長は、今後環境保護やエコロジー研究の分野で国境を越えた協力をさらに推進したいと述べました。懇談会には生物資源工学研究所所長の小林高範教授と産学官学術連携交流センター柳井清治特任教授が同行しました。
また午後から呂英志国際学部長、環境生態学部生態環境資源学科の王育陽学科長と生物科技学科の鄧燕妮学科長と懇談しました。環境生態学部は上記２つの学科およびグリーンエネルギー学科からなり、学生数や研究内容が県立大学とほぼ類似しています。環境?エコロジーの課題を解決するために、両大学の教員と学生がどのように協力できるかを話し合いました。今後、学生レベルおよび教員レベルで具体的な交流を行ってゆきます。
国立台南大学本部の正面玄関にある赤レンガの紅楼館。戦前日本統治時代に師範学校の一部として建設されて101年がたちます。
台南大学学長室での記念撮影。左から２人目が陳学長、３人目が西澤学長
環境生態学部教員との懇談会。左から王環境生態資源学科長、鄧生物科技学科長、そして呂国際部長